下塗り
工程写真で白く塗装されている個所が「下塗り部分」です。今回の外壁はALC(パワーボード)でした。経年の劣化が進んでおり、しっかりと下地を作るため、クラック補修や下塗りに20人工ほど手間をかけました。通常の戸建住宅よりも多くの手間が掛かりましたがこの工程で手間を抜くと塗膜が剥がれたりして大変なことになるのでいつも以上に入念に作業しました。
下塗りとは?
外壁や屋根に塗装する場合、初めに塗装することを「下塗り」と言います。塗膜の密着性を高めて剥がれにくくするのが目的です。塗る個所の性質に合わせて適切な下塗り塗料を選択します。下塗りを疎かにしてしまうとすぐに剥がれてしまいますので、全行程のなかで一番神経を使う重要な塗装です。
中塗り
グレー色で塗装されている個所が「中塗り部分」です。中塗りの後に上塗りすることで塗膜に厚みを持たせ長期間耐える塗装に仕上げます。ここで問題になるのが、「本当に中塗りをしたのか?」という疑問です。中塗りは上塗りと同じ色なので、中塗りをしなくても仕上がりの差がわかりにくく「手抜き」をされやすい工程です。アオゾラペイントでは、中塗りと上塗りの色を変えることで塗り残しが発生しないようにしています。
管理者雑感
外壁(ALC)の劣化が予想以上ひどく、補修に多くの時間をかけました。でもここで手を抜いては良い仕事が出来ません。下塗りと中塗りも端部(はしっこ)まで綺麗に塗れているので、ここまではいい流れで進んでいます。また、塗料が飛散しそうな所に住宅が無いので近隣の方にご迷惑をかけなくてよいのがありがたいかぎりです。